包茎は、トレーニングで改善出来る?
まだまだ残暑が続きますが、9月になり暦的には秋となりましたね。
秋といえば、”スポーツの秋”・”食欲の秋”・”読書の秋”と初めての事でも、過ごしやすい気候もあってか色々とトライしてみたくなる季節ですね。
中には、包茎の改善にもトライしてみようと色々なトレーニングを試される方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんなトレーニングについてお話しようと思います。
◆自力で“剥き癖”をつける事は出来る?
一口に包茎といっても、様々な方がいらっしゃると思いますので包茎の種類毎にご説明しましょう。
・カントン包茎&真性包茎の場合
カントン包茎・真性包茎は包皮口が狭く、勃起時もしくは平常時から露茎が困難な状態です。
この様な状態では、手を使って包皮を下げる事を毎日繰り返し行うトレーニングが一般的です。
繰り返し行う事で少しずつ剥ける位置が下がって、最終的には亀頭部分をすべて露出出来る様に目指します。
この方法では包茎自体が改善されるわけではありませんが、程度によっては時間をかけて毎日行う事で仮性包茎までは状態が変化する事もあります。
ただ誰でも変化する訳ではないので、なかなか改善しないからといって無理やり行ってしまうと締め付けが強すぎて戻せなくなり、血流がストップしてしまう事もありますのでお勧めは出来ません。
・仮性包茎の場合
仮性包茎は手を使えばスムーズに露茎に出来る状態です。
目指す状態としては、露茎した状態を保ち続けて、勝手に包皮が被ってしまわない様にする事です。
世にいう“剥き癖”とは露茎が出来ない方が出来る様に目指すものなので、露茎が出来る時点で目的が達成されている訳です。
常に露茎した状態にするならば余剰包皮をなくす事でたるみが出来ない様にするか、カリ部分を大きくする事で包皮が戻ってこない様にするかなどの方法でないと難しいでしょう。
◆器具を使う方法について
器具とは強制的に露茎させる道具で、矯正器具やリングタイプ、下着タイプなどもあります。
器具の良い点としては、ネット通販などで色々な種類の商品が安価で販売されているので簡単に購入出来て周りに知られずに試せる事です。
しかし、矯正器具は正式な医療器具ではなく、あくまでも一般療法ですので根本的には改善できない場合が殆どです。
器具を外した状態でも露茎状態で留まったり、包皮が短くなったりすることはありません。
また、効果について医学的に根拠がない器具や安全性に欠けた器具もあるため、使用する時は十分な注意が必要です。
誤った使い方や粗悪な商品を使用すると血管やリンパ管が締め付けられ、陰茎内部の水分調節が出来ずに循環障害を起こして鬱血してしまう場合があります。
鬱血した状態で放置すると細胞が低酸素症にかかり、最悪の場合は壊死するケースもあるので、もし自力では戻せなくなった場合は至急お近くのクリニックを受診してください。
今回はトレーニングや器具についてお話ししましたが、結論としてはこのような方法で包茎の改善は難しいです。
成長期までは改善される場合もありますが、18歳を超えてからは男性器の成長も止まるのでトレーニングや器具で解消するのは難しいでしょう。
もし一時的ではなく根本的な改善をお考えの場合は、お近くのクリニックにご相談してみてください。
そういえば、早漏の改善に関するトレーニングについてもご相談頂くことも多いのですが、これ以上は長くなるのでまたその内お話ししようと思います。
今回はここまで。