短小ペニスの基準とは

『温泉や銭湯で見たら自分のペニスがほかの人より小さい気がする』
『自分は短小ペニスなのではないか?』

このように感じている方もおられるのではないかと思います。
そもそも短小ペニスとは、ペニスの形に異常がないにもかかわらず、長さがその年齢ごとの平均よりも極端に短いペニスのことを言います。
成人の男性ですと、勃起時に7㎝以下であると短小ペニスに当てはまります。
ただ、短小ペニスだからといっても、必ずしも治療が必要ということではありません。
性行為が問題なく行えていて、尿を出す際にも何の問題がないという場合には、医学的には治療は必要がないということになります。

また肥満があって、ペニスがお肉に潜り込んでいるために短く見えている場合には、短小ペニスとはいいません。
短小ペニスは先天性(生まれつきのもの)ですが、肥満が原因で短く見えているものは、ダイエットによって解消することができます。

医学的には必ずしも治療が必須ではない短小ペニスですが、

  • ペニスが小さいことで、お風呂で堂々とできない
  • パートナーが、ペニスが小さく不満を感じているような気がする
  • もっと自信を持ちたい

このようなご不安やお悩みから治療を受けられる方も多くいらっしゃいます。

短小ペニスのデメリット

また短小ペニスであることでのデメリットもいくつか挙げられます。

男性不妊の原因となる場合がある

極端に小さな短小ペニスでは、膣内で射精しても膣内の奥に精液が届かないことから不妊の原因となる可能性もあります。
また短小ペニスである場合、男性ホルモンが低いことも考えられ、そのために精子の数が少ない方もおられます。
短小ペニスが男性不妊のすべての原因ということではありませんが、不妊のリスクを少なからず増加させる可能性があります。

包茎になりやすい

短小ペニスでは極端にペニスが短いために、皮が余りやすくなってしまい、どうじても亀頭に包皮が被りやすくなってしまいます。
包皮が被っていると、においなどの衛生的な問題が起こりやすく、性感染症の感染リスクが上がる場合もあります。

なぜ短小になってしまうのか

それではそもそもなぜ短小ペニスになってしまうのでしょうか。
短小ペニスの原因のほとんどは、先天的なもの(生まれつきのもの)が多く、特に男性ホルモンの作用が低下することによって短小ペニスになると考えられています。
ペニスは小学生高学年から中学生ごろまでに起こる、二次成長期に男性ホルモンの影響を大きく受けて成長していきます。
そのためこの期間に男性ホルモンが低下してしまっているとペニスの成長が促されずに、短いペニスとなってしまう場合があります。
また幼少期でも、男性ホルモンの分泌が少ないと、ペニスの成長が促されないために平均より小さくなることがあり、また胎児で母親のお腹にいる間の母親の食べる食事によっても影響を受けることもあるとされています。

サイズアップの治療法(増大術・長茎術)

短小ペニスを改善するには、どのような治療法があるのでしょうか?
巷では、サプリを飲む、ペニス増大器具を使ってペニスを長くするなどと謳っている商品が見られますが、これらの方法には危険を伴う場合も多く、医学的根拠のないものがほとんどですので、絶対におすすめしません。

短小ペニスの改善方法として当院では、⟨長茎治療⟩や⟨増大治療⟩をご提案しています。

長茎治療

長茎治療をみていきましょう。
治療方法の違いから3つの術式を用いています。

  1. ①切らない長茎術
  2. ②切る長茎術(埋没部露出術)
  3. ③ルーツピーリング長茎術

①切らない長茎術や②切る長茎術は、ペニスを支えているペニス根本の靭帯を扱うことでペニスを長くする方法です。
特に①切らない長茎術では糸を使い切開はしない方法のため、比較的治療を受けるハードルが低く、ご希望していただくことが多い治療方法になります。
①や②のどちらの治療がより効果的なのか、どの程度の治療効果が期待できるのか、実際に診察させていただくことで、患者様の状態に応じたより詳細な情報をお伝えできます。
③のルーツピーリング長茎術は、①や②と全く違うアプローチでペニスの長さを伸ばす方法です。
ペニスの中のペニスを締め付けている筋膜を処理することで、締め付けられていたものが解放され、ペニスを長く、そして太くすることができる方法です。
比較的新しい術式となりますが、当院では100名以上の施術を行っており満足のいく長茎効果を実感いただいている治療方法です。
(2023年12月現在)ペニスの血流改善も期待ができるため、治療後には勃起の硬さが強くなり、また今後のED予防にも効果がある可能性があると考えています。

増大治療

次に増大治療を見ていきましょう。
増大治療は、「長茎術は少しハードルが高い」と感じられる方におすすめする治療法です。
増大治療とは、亀頭部の増大を行う方法です。当然のことですが、ペニス自体が長くなるわけではありません。
しかしながら、ペニスの中で見た目に最も影響を与えるのは、亀頭部の大きさです。
亀頭部が大きくなることで、ペニス全体が大きく見える効果が期待できます。
よりダウンタイムを少なく治療されたい場合には、最適な選択肢になりえると思います。

ペニスのサイズアップならABCクリニックへ

いかがだったでしょうか?デリケートな問題ですので、なかなか友人にもご相談できないことも多いと思います。
とはいえ、サプリや治療での過度な成果を載せている広告などは、その信ぴょう性がどうなのかと疑問に思うものが多くありますよね。
例えば、「長茎術で5㎝→12㎝ になりました!」などと過度な効果を謳っているものも見られますが、医学的に考えてそれほどの長くなる治療方法はありえません。
残念ながら、もともとのペニスのサイズからかけ離れたサイズアップは不可能なのです。
しかし、しっかりと診察を行い、適切に治療方法を選べば、その方にあった方法で最大限のサイズアップはできると考えております。
実際に当院で治療させていただいた方の症例写真も多数ご用意しておりますので、カウンセリングでそちらを参考にご相談いただければと思います。

当記事の執筆者
院長写真
村上 知彦
日本泌尿器科学会認定 専門医
日本泌尿器科学会認定 指導医

平成19年3月 長崎大学医学部医学科 卒業
令和2年2月 ABCクリニック美容外科 博多村上院 開設

平成19年3月 長崎大学医学部医学科 卒業
令和2年2月 ABCクリニック美容外科 博多村上院 開設