股間の匂いは湿度が原因
最近、また一段と気温が上がって25℃を超える夏日も増えてきましたね。
この時期になると、匂いに関するご相談が毎年沢山頂く様になってきます。
何故かというと・・・梅雨が迫ってくる時期だからです。
◆梅雨の湿度は要注意!
日本は「温暖湿潤気候」に属し、もともと年間を通じて湿度が高い日が多い国ですが、梅雨の時期だと湿度80%を超える日もあったりします。
梅雨の時期は雨が降らない日でも日照時間が殆どなく、曇り状態が続くので大気が乾燥するタイミングがなくなります。そういった環境だと、下着の中でも汗が蒸れる事で塩分による刺激や雑菌が繁殖し、匂いも籠りっきりの状態となりやすいのです。
◆梅雨の湿度で亀頭包皮炎になる事も!?
亀頭包皮炎とは亀頭と亀頭を包む皮膚の内部が炎症を起こし、痒み、赤みなどが生じる症状です。
原因はこすりすぎや石鹸などの刺激や細菌感染が主ですが、梅雨の時期には真菌感染によるものが多くなります。
真菌感染とは俗にカンジタといわれるカビの一種で、人肌程の温度で湿度が高いと繁殖が活性化し、炎症を引き起こしてしまいます。
◆オススメの匂い対策
①小まめな拭き取り、洗浄
包皮の内側に垢を溜めない様に、入浴時は包皮が楽に剥ける部分までずらしてぬるま湯で洗いましょう。
射精後に放置してしまうと恥垢の原因にもなるので、しっかりティッシュで拭き取るか可能ならウェットティッシュで拭いてあげましょう。
ただし、無理に剥いて包皮が戻らなくなったり、出血する事がありますので、あくまで無理なく剥ける範囲にとどめて頂いて大丈夫です。
②通気性の良い下着
ナイロンやポリエステルなど化学繊維は肌触りがいいですが、通気性が良くありません。
吸湿性、放湿性に優れた天然素材の下着がオススメです。
コットン素材やシルク製を選ぶといいでしょう。
いかがだったでしょうか。
包皮炎は一度発症すると、皮膚が弱くなり、治った後も再発を繰り返してしまう方も多くいらっしゃいます。
もし、対策しても匂いが気になったり、炎症が起きてしまう場合は根本的な治療が必要な場合もございますのでお近くのクリニックにぜひご相談してみてください。