性感染症(性病)の治療薬は、原因となる病原体の種類に応じて、抗生物質・抗ウイルス薬・抗真菌薬の3種類に分けられます。
クラミジア感染症にはアジスロマイシン、淋菌感染症にはセフトリアキソン注射、梅毒にはペニシリン系薬剤、性器ヘルペスには抗ヘルペスウイルス薬、カンジダ症には抗真菌薬が使用され、それぞれ高い治療効果を発揮します。
治療薬の副作用は主に胃腸症状が中心で軽微なものが多いですが、医師の指導のもと正しく服用することが重要です。
ABCクリニックでは医師による的確な診断にて、患者様一人ひとりの症状に合った治療法をご提案いたします。
性病治療薬の種類
性病治療薬は、感染している病原体の種類によって以上の3つのカテゴリーに分類されます。
それぞれの薬剤は特定の病原体に対して効果を発揮し、診断に基づいて処方されることが重要です。
以下では、各治療薬の特徴について詳しく解説していきます。
抗生物質(細菌感染症用)
抗生物質は、細菌が原因となる性感染症(性病)の治療に用いられます。
代表的な薬にはペニシリン(梅毒に使用)、アジスロマイシンやドキシサイクリン(クラミジア・淋菌感染症に使用)などがあります。
これらは飲み薬や注射として使われ、細菌を死滅・増殖阻止することで感染症を治療します。
特定の抗生物質は一度の服用や短期間の使用で効果を発揮し、患者様の負担も比較的少ないのが特徴です。
抗ウイルス薬(ウイルス感染症用)
抗ウイルス薬は、ウイルス性の性感染症に用いられる治療薬です。
ウイルスが体内で増殖するのを阻害する働きを持っています。
代表的な抗ウイルス薬には、単純ヘルペスウイルス感染症の治療に使用されるアシクロビルやバラシクロビル、ファムシクロビルなどがあります。
これらの薬は、症状の緩和や再発予防にも効果を発揮します。
抗真菌薬(カンジダなど真菌感染症用)
抗真菌薬は、カンジダなどの真菌感染症の治療に用いられる治療薬です。
主な抗真菌薬には、経口薬のフルコナゾールや、外用薬のクロトリマゾールなどがあり、症状や部位によって使い分けられます。
フルコナゾールは全身に作用する抗真菌薬であるため、全身性の感染や重症例に用いられます。
一方、クロトリマゾールは主に膣や皮膚など局所的なカンジダ症の治療に外用され、副作用が少ないのが特徴です。
症状別の治療薬と効果
主な性病は、以上の5つです。
以下では主な性感染症別に使用される治療薬と、その効果について詳しく解説します。
性感染症の早期治療と完治のために、症状に応じた治療法を理解しておきましょう。
クラミジア感染症
クラミジア感染症の治療には、抗生物質のアジスロマイシン(ジスロマック)やそのジェネリック薬が用いられます。
アジスロマイシンは、細菌のタンパク質合成を阻害することで菌の増殖を抑制します。
体内で長時間高濃度を維持することで、細胞内に寄生するクラミジア菌を効果的に死滅させます。
治療後、3週間ほどして再検査を行い、陰性が確認できれば治療は完了します。
淋菌感染症
淋菌感染症は男性では排尿時の痛みや膿、女性ではおりものの変化が現れます。
淋菌感染症の治療には、セフトリアキソンという注射薬が第一選択として用いられ、単回投与で治療が行われることが一般的です。
また、クラミジア感染症を合併している場合も少なくないため、必要に応じて追加の抗菌薬(内服薬)を併用することがあります。
近年は淋菌の耐性化が進んでいるため、自己判断での内服や単剤治療は推奨されません。医師の診断に基づいた適切な治療が重要です。
梅毒
梅毒は梅毒トレポネーマという細菌に感染することで発症する性感染症です。
梅毒は、感染からの経過に応じて症状が変化し、第1期から第3期までの段階があります。
一時的に症状が消えることもあるため、治ったと誤解しやすい点に注意が必要です。
第1期梅毒では、感染部位にしこりや潰瘍ができる段階で、アモキシシリンなどの内服薬を2〜4週間服用するか、ベンザチンペニシリンの筋肉注射を週1回、計4回投与します。
第2期梅毒では、全身の発疹や粘膜疹が現れ、内服薬の場合は4〜8週間、注射薬の場合は週1回、計4回の投与が標準的です。
後期梅毒では投与期間がさらに長くなり、神経梅毒ではペニシリンG静注製剤を10〜14日間連日投与する必要があります。
後期や神経梅毒になると投与期間は長くなりますが、治療を継続すれば改善が期待できます。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、主に抗ヘルペスウイルス薬(バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビルなど)の内服によって治療を行います。
これらの薬はウイルスの増殖を抑えることで、症状の軽減や症状持続期間の短縮が期待できます。
治療期間は症状の程度や初発・再発の別によって異なりますが、一般的には数日間の内服が行われます。重症例では点滴治療が必要となる場合もあります。
再発を繰り返す場合には、長期内服による再発抑制療法(抑制療法)が選択されることもあります。
なお、ウイルスを体内から完全に排除することはできませんが、早期に適切な治療を行うことで症状の悪化や再発の頻度を抑えることが可能とされています。
カンジダ症
カンジダ症は、カンジダ属真菌の感染による皮膚や粘膜の炎症性疾患です。
主な治療法は抗真菌薬で、女性の腟カンジダ症の場合、腟錠やクリーム(イソコナゾール硝酸塩やミコナゾール硝酸塩、クロトリマゾール配合)などが使われます。
また、症状や再発頻度によってはフルコナゾールなどの内服薬も処方されます。
治療を続けることで数日~1週間程度で症状は改善しますが、放置すると悪化することがあるため、早期に治療することが重要です。
性病治療薬の副作用
性病治療薬には下痢、腹痛、吐き気などの胃腸症状が起こることがありますが、多くは一時的で、重い副作用はまれにみられる程度です。
| 薬剤名 | 主な副作用 |
|---|---|
| ジスロマック(クラミジア・淋病) | 下痢、腹痛、吐き気 |
| セフトリアキソン(淋病) | 注射部位の痛み、発疹 |
| アモキシシリン(梅毒) | 発疹、下痢、腹部不快感 |
| バラシクロビル(ヘルペス) | 頭痛、めまい、吐き気 |
| フルコナゾール(カンジダ) | 肝機能異常、頭痛 |
性病治療薬の副作用については医学的に広く検討されており、多くは軽度かつ一時的な症状とされています。
医師は患者様の体質や既往歴、併用薬などを考慮したうえで薬剤を選択します。万が一副作用が生じた場合にも、症状に応じた対応を行います。
現在の性病治療は適切な診断と治療により高い改善効果が期待できます。医師の指示に従って正しく服用することが大切です。
性病治療の流れ
①診察・相談の流れ
ABCクリニックは全国すべての院が年中無休で土日祝日も対応しており、受付時間は毎日20時までです。仕事やプライベートで忙しい方でも、ご都合に合わせて無理なくご来院いただけます。まずはお電話またはWEBからご予約をお願いいたします。
完全予約制のため、待ち時間も少なく、スムーズにご案内が可能です。来院当日は、まず男性カウンセラーが患者様のご不安やご希望を丁寧にヒアリングいたします。その後、医師による診察で陰茎の状態などを確認し、患者様に合わせた治療法をご提案いたします。
ABCクリニックでは、治療のメリットだけでなく、「なぜこの治療方法なのか」についても丁寧にご説明し、患者様にご納得いただいたうえでなければ治療は開始いたしません。無理な勧誘や契約は一切ございませんので、安心してご相談いただけます。
治療を受ける環境について
診察は完全個室の清潔な診察室で行われ、プライバシーにも配慮された環境です。
診察から検査まで10分〜20分ほどで終了し、検査後はそのままご帰宅いただけますので、お忙しい方でも受けていただけます。
性病治療(STD)の費用
ABCクリニックは美容外科の為、健康保険が適用されない「自由診療」です。
今後も、患者様に誤解を与える事の無い表現・表記に努めて参ります。
-
診察費5,000円(税込5,500円)
-
コンジローム除去10,000円~(税込11,000円〜)
-
STD検査(1項目)10,000円~(税込11,000円〜)
お支払い方法
ABCクリニックでは、各種お支払い方法をご用意しております。現金払い・メディカルローン・各種クレジットカードなど、患者様にあったお支払い方法をお選びいただけます。
性病治療薬の効果に関するよくある質問
性病治療薬で症状が消えても服用を続けるべきですか?
性病治療薬を服用して症状が改善したとしても、自己判断で服用を中止するのは避けるべきです。
多くの性感染症は、症状が消えたからといって完全に治癒しているとは限らず、体内に病原体が残っている可能性があります。
途中で治療をやめると再発や薬剤耐性につながる可能性があるため、治療が長引く場合もあります。
そのため、処方された薬は必ず医師の指示どおりに最後まで飲み切ることが重要です。
治療中の性交渉は可能ですか?
性病治療中は、たとえ症状が改善してきても性交渉は控えることが強く推奨されています。
治療中に性交渉を行うと、パートナーへ感染させる可能性が高く、また自身も完治していない場合は再感染や症状悪化のリスクにつながることがあります。
コンドームを使用していても感染の可能性があるため、完治したことが医師に検査で確認されるまで性交渉は避けることが重要です。
パートナーも同時に治療が必要ですか?
性感染症の治療においては、多くの場合パートナーも同時に治療を受けることが推奨されます。
理由は、片方が治療を終えても相手が感染したままだと、再びうつし合う「ピンポン感染」が起き、症状が長引いたり再発したりする可能性が高いためです。
特にクラミジアや淋菌感染症、トリコモナスなどは自覚症状が出にくく、感染に気づかないまま放置されやすいことが問題になります。
そのため、検査で陽性と確認された場合や医師から治療を受けるよう指示があった場合は、性的接触のあるパートナーも同時に診療・治療を受けることが重要です。