「包茎は性病にかかりやすいって本当?」
「性病持ってそうで嫌と女性に言われた」
「包茎って不衛生?」
このように、ご自身のペニスに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、包茎は亀頭が露出している方に比べて性病や亀頭包皮炎にかかるリスクが高いとされています。
ではなぜ、包茎は性病や亀頭包皮炎にかかりやすいのでしょうか?
この記事では、包茎と性病の関係や主な性病の種類について解説します。
包茎だと性病や亀頭包皮炎になりやすい理由
包茎のペニスは、包皮が剥けているペニスよりも性病や亀頭包皮炎になりやすいと考えられています。
性病にかかりやすい主な2つの理由を解説します。
1.包茎は不衛生になりがち
性病や亀頭包皮炎は、不衛生な状態が続くことで感染リスクが高まります。
包茎の場合、亀頭が包皮に覆われている時間が長いため恥垢が溜まりやすいのが特徴です。
さらに、包皮によって内部が湿った状態になりやすく、菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。
特に真性包茎や包皮口に狭窄がある場合、ペニスを洗うことが難しく清潔を保ちづらいため、より感染リスクが高まる可能性があります。
まさに、包茎は菌が増えるのにぴったりな環境なのです。
2.包茎は亀頭が傷つきやすい
傷ついた皮膚や粘膜からはウイルスや細菌が侵入しやすく、性病や亀頭包皮炎になるリスクが高まります。
亀頭が常に包皮に覆われていると、亀頭の皮膚が弱く、少しの刺激で傷ついてしまうため、炎症を起こしやすい状態です。
また、包皮内板の表面は、陰茎外板の皮膚と比較して、皮膚の角質が薄いことも知られています。
例えば、包皮を剥く際や性行為で傷がついてしまい、その傷がウイルスや細菌の入り口になってしまう場合もあります。
包茎の方に注意してほしい性病
包茎治療を行っても性病の感染リスクがあることは前提ですが、包茎は不衛生になりがちで、亀頭や包皮内板が傷つきやすいため性病や亀頭包皮炎になりやすいと言えます。
ここからは、代表的な性病の種類をご紹介します。
自覚症状がない場合もあるため、正しい知識を身につけましょう。
クラミジア
日本で最も多い性病であり、膣性交・アナルセックスだけでなく、オーラルセックス(フェラチオ・クンニ)でも感染します。
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症状
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- 尿道炎
- 排尿痛
- 尿道から膿が出る
感染したことに気づかず放置しておくと、「前立腺炎」や「精巣上体炎」のように感染が広がり重大な症状が出る恐れがあります。
また、女性に感染した場合は、子宮頚管炎や卵管炎、卵管周囲炎などを引き起こし、不妊症や母子感染症につながる怖い感染症です。
淋病
淋病とは、淋菌という細菌によって発症する性病のことで、主に膣性交・アナルセックスによって感染します。
日本国内でクラミジアに次いで感染者が多い性病であり、近年では20代の若者層で増加傾向がみられています。
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症状
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- 尿道炎
- 激しい排尿痛
- かゆみ
- 膿のような分泌液が排出される
淋病に感染している方と性行為をすると、約30%の確率で感染してしまうという非常に感染力の高い感染症。
また、頻度は少ないですが、喉や目などにも感染することがあるため、オーラルセックスでもパートナーに感染させてしまうリスクがあります。
放置すると精路が塞がることで不妊症の原因になったり、尿道狭窄など重症化する場合もあるので注意が必要です。
女性に感染した場合、約半数は無症状と言われていますが、知らない間に感染が広がり、卵管性不妊や子宮外妊娠につながる可能性があります。
淋病は、包茎手術によって罹患率を下げるという米国の報告もあり、包茎手術が感染予防につながる可能性があります。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスが原因となる性感染症。
ペニスや包皮の表面にイボのようなぶつぶつができることが特徴です。
性器を擦り合うなどの行為だけでも感染します。
また、ヒトパピローマウイルスは、皮膚や粘膜に微小な傷があると、感染しやすくなるので注意が必要です。
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症状
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- カリフラワーのようなイボが複数発生する
初期は自覚症状のない方がほとんどですが、放置していると亀頭や包皮がカリフラワー状にまでなることもあり、治療が非常に難しくなります。
尖圭コンジローマに感染すると、HIVに感染するリスクが高まるともいわれています。
梅毒
梅毒は、梅毒トレポネーマという菌によって発症する病気で、近年日本での感染増加が問題視されています。
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症状:感染後約3週間
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- ペニスに硬いしこりができる
- 鼠蹊部のリンパ筋が腫れる
- 痛みやかゆみは特にない
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症状:感染後数ヶ月
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- 手のひら・体に赤い発疹ができる
- 痛みやかゆみは特にない
感染してから約3週間〜6週間程度で症状が現れ、一度自然に消えていきます。
ただ、症状が消えても治ったわけではありません。
気づかないまま自然に進行していくのです。
治療せず放置してしまうと、心臓の病気・神経麻痺・失明・認知症のような症状が出ることがあり、治療しても後遺症が出て完治しない場合もあります。
早期発見・早期治療がとても大切な疾患です。
梅毒は、包茎治療によって、感染リスクを有意に下げるというメタアナリシスの報告があります。
性器ヘルペス
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスによる感染症で、ペニスや肛門周辺に水ぶくれや水ぶくれが破けた潰瘍ができる病気です。
水ぶくれが破れると、排尿時に強い痛みを感じます。
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症状
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- ペニス・肛門周辺に水ぶくれができる
- 繰り返し再発してしまう
- 完治することは困難
一度性器ヘルペスに感染すると、体内からヘルペスウイルスを取り除くことはできません。
そして、発熱や風邪、疲れやストレスなどで免疫力が落ちている時に再発します。
「治ったと思ったのにまた症状が出てきた…」という方が多く、やっかいな特徴を持つ病気です。
ウガンダでの研究では、包茎手術によって、単純ヘルペスウイルス感染症の発生率を30%下げるという報告があります。
HIV感染症
HIV感染症は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)を含む精液・膣分泌液・血液などが性行為によって相手の性器や口、傷口から体内に入り感染します。
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症状:急性期
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- 発熱
- 帯状疱疹
- 下痢
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、2〜3週間程経ってインフルエンザのような症状が現れます。
しかし、このような症状は一時的で自然と治ってしまうため、感染に気づかず放置してしまうことが多いのが特徴です。
その後、数年〜10年ほどの無症状期を経て、エイズが発症するケースがあります。
エイズは免疫力が著しく低下し、感染症やがんのリスクが増加する状態です。
完治が難しい病気ですが、現在は治療法が進化してきており、継続的に治療を続けていくことで健康的な生活を送ることができるようになってきました。
HIV感染症も、包茎手術によって、感染リスクを下げることのできる疾患です。
特に、HIVの蔓延率が高い地域では、2007年に世界保健機関(WHO)が包茎手術を推奨しています。
上記のように、包茎手術は、複数の性感染症を予防できる可能性があることが示唆されています。
ただ、当然ながら、性感染症は包茎手術だけで予防できるものではありません。
特に大切なのはコンドームの適正使用であることをお忘れなく!!
性病だけじゃない!亀頭包皮炎にもご注意を
包茎の方で、亀頭包皮炎になったことがある方も多いのではないでしょうか?
亀頭包皮炎は性病ではありませんが、亀頭や包皮が赤く炎症するため、できれば避けたい病気です。
症状は塗り薬を塗布すると数日で改善されます。
しかし、包茎の方は亀頭包皮炎の再発率が高く、何度も繰り返しているうちに、閉塞性乾燥性亀頭包皮炎へと進行してしまう場合もあります。
閉塞性乾燥性亀頭包皮炎とは、カリなどに包皮が癒着した状態で、塗り薬での治療が難しい状態です。
「何度も繰り返して辛い…」という方は早めに包茎を治療することをオススメします。
自力での包茎改善は性病リスクを高める恐れも
矯正器具などを使用し、無理に包皮を剥こうとすると亀頭や包皮に傷がつきやすくなります。
その傷が細菌やウイルスの侵入口となり、性病のリスクが高まってしまうこともあるのです。
また、不適切な方法で包皮を剥き炎症を起こしてしまうと、感染の危険性がさらに増大します。
性病のリスクを軽減させるには、専門の医療機関で適切な治療を受けることが重要です。
自己判断での対処は避けましょう。
包茎治療による性病予防以外のメリット
包茎治療をすることで、性病予防以外にもたくさんのメリットがあります。
悪臭の予防
包茎は、常に亀頭が包皮に覆われているため、恥垢が溜まりやすく不衛生な状況になりがちです。
さらに、蒸れやすい環境によって雑菌が繁殖し、嫌な臭いも放ってしまいます。
包茎を改善することで、恥垢の蓄積や臭いを防ぎ、清潔を保ちやすくなるでしょう。
ペニスの臭いや衛生面が気になる方は、包茎治療を行うことで改善が期待できます。
早漏の改善
包茎治療をすることで、早漏の改善にも繋がることもあります。
包茎は、亀頭が外からの刺激に慣れていないため、亀頭が敏感になっている状態です。。
包茎治療で亀頭を露出させ、日常的に外からの刺激に慣れさせることで、感度が適度に抑えられ、早漏が改善されるケースがあります。
パートナーを満足させることができ、性行為も充実させることができるのも、包茎治療のメリットといえるでしょう。
コンプレックスの解消
「温泉や銭湯に行くのが恥ずかしい…」「女性に見られたくない」など、包茎にコンプレックスを感じて自信が持てないという方も多くいらっしゃいます。
過度に気にすることはありませんが、包茎治療を受けることでこのようなお悩みを解消することができます。
また、術式や医師の技術によっては、治療を受けたことがわからない自然な仕上がりにすることが可能です。
もし包茎に対する精神的な負担を感じているなら、一度包茎治療を検討してみてはいかがでしょうか。
陰茎癌の予防
陰茎癌は下記の3つが主な原因といわれています。
- ヒトパピローマウイルス感染症
- 亀頭包皮炎
- 包茎による不衛生
包茎手術によって、原因を取り除くことができるため、長期的視点で考えると陰茎癌の予防につながるといえます。
包茎にお悩みならABCクリニックにご相談ください
この記事では包茎と性病の関係性についてお伝えしました。
見た目のコンプレックスや機能面の問題だけでなく、性病のリスクも高い包茎。
性病に感染しても無症状のケースも多く、ご自身で気づかないままパートナーにも性病をうつしてしまう恐れもあります。
ABCクリニックでは、包茎やペニスに関するどのようなお悩みでも、無料でご相談いただけます。
心配や悩みがあるのなら一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
そして、コンドームの適正使用もお忘れなく!!
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